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はじめに
研究開発
GPSMETとは

GPS(GNSS)の地球環境監視・地球科学への応用

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岩淵 哲也 (Ted Iwabuchi)
学術博士(Ph.D) 総合研究大学院大学(天文科学先攻国立天文台

現在の所属研究機関・会社:
UCAR(アメリカ大気研究大学連合), ボルダー,コロラド州,アメリカ合衆国
GPS Solutions Inc., ボルダー,コロラド州,アメリカ合衆国

背景
 日本列島では,地震,火山,津波,台風,集中豪雨など,考えられ得るほぼ全ての自然災害が発生する環境にあります.
 GPS(他の衛星測位システムを含めるとGNSS)は,これらの自然災害に関係する地殻変動,地面の振動,海面変動,そして上空の水蒸気量をリアルタイムで監視するための有用なツールの1つです.また,今まで蓄積された過去のデータ解析により,それぞれの現象の発生メカニズムの解明,長期データベースの構築,バイオマスや土壌水分の応用監視にも役立ちます.
 このホームページでは,より多くに方にGNSS環境監視に興味を持ってもらうことを目的とし,最新のGNSS環境監視技術,観測,科学研究に有用なツールについて紹介します.

研究・開発
 私は,高精度GPS測位データを用いた環境監視への応用研究に興味があります.新しい研究開発が減災に役立つこと,直接社会に還元できるのが魅力的です. 今まで,実際のGPS観測・解析・メカニズムの解釈,気象観測,観測システムの提案,高精度GPSデータ解析のための解析パラメータチューニング,現象の可視化を行ってきました.日々変動する地球をより正確にリアルタイムで監視するシステムを構築し,地殻変動,地震,火山,豪雨,台風などの災害低減につながる手法を提案します.

このホームページのドメイン
 このホームページのメインページ(gpsmet.com,英語)のドメイン名は,初めて地球大気の掩蔽観測に成功した小型衛星 GPSMET の名前を使用しています.この衛星の打上プロジェクトは,アメリカ大気研究大学連合(UCAR)で推進され,現在は,それに続く COSMIC が主要な大気掩蔽観測の提供元になっています.さらに,近い将来,GPS に加え,他のGNSS, RNSS を観測する掩蔽観測衛星を打ち上げるための開発研究が進められています.

 GPSMET は,GPS Meteorology (GPS気象学)の略語としても使われています.


GPSMET の打上の様子(下の小さなロケット).上の飛行機から打ち上げられた.